1位指名はサトノダイヤモンド!!! - 2015.05.05
5/1も過ぎだいたいのPOG雑誌が出揃いましたが、
そこで大きな扱いをされているのがこの馬。
1位指名はサトノダイヤモンド(牡)!!!
父:ディープインパクト 母:マルペンサ 母父:Orpen 兄弟:-
厩舎:池江厩舎 生産:ノーザンF 馬主:里見
母のマルペンサと聞いて個人的には08’凱旋門賞を思い出します。
08’凱旋門賞は最初で最後の実際に生で見た凱旋門賞です。
日本から走った馬はメイショウサムソン。勝った馬は天才少女ザルガヴァ!
どの辺がマルペンサと関係あるかと言うと、
イタリアのミラノにあるマルペンサ空港というところから日本への帰りの飛行機に乗った!
という思い出です(・`ω・)ドヤッ!
でも母はアルゼンチンで活躍した馬なのですね。(イタリアじゃない。)
ちなみにアルゼンチンは日本よりずっと前より国際格付けで最上位にランクされてた
競馬の強豪国みたいです。
今年のリベルタンゴを指名するまでアルゼンチン競馬の知識はまったくありませんでした。
ちなみにリベルタンゴは現在1勝です。調教は相当動くみたいですが、
いかんせん実践が怖いらしい・・・
さて、そこで気になるのがアルゼンチン血統とディープインパクトとの相性。
よくドイツ血統と相性が良いと言われますが、そもそも○○(国名)血統とはなんぞや?
と言うところから調べだしました。
ところが調べても調べても、その意味、定義を掲載しているところには行きつかず・・・
今も探っている最中ですが、ひとまず本ブログでは○○血統とはその牝馬の父の
生産された土地としたいと思います。
(母馬はアルゼンチン生産、母父のOrpenはアメリカ生産馬なのでアメリカ血統 と言うことになります。
ダンスインザムードはアメリカ血統、ウィンドインハーヘアーもアメリカ血統。
その定義のもと、G1勝ち馬の生産を調べたのがこちら。
G1勝ち馬 | 母/生産 | 母父/生産 | ||
ダノンプラチナ | バディーラ | 米 | Unbridled’s Song | 米 |
ショウナンアデラ | オールウェイズウィリング | 米 | Elusive Quality | 米 |
ミッキーアイル | アウターアイル | 愛 | ロックブジブラルタル | 愛 |
ハープスター | ヒストリックスター | 日 | ファルブラブ | 愛 |
キズナ | キャットクイル | 加 | Storm Cat | 米 |
アユサン | バイザキャット | 米 | Storm Cat | 米 |
ディープブリランテ | ラヴアンドバブルズ | 米 | Loup Sauvage | 米 |
ジェンティルドンナ | ドナブリーニ | 英 | Bertolini | 米 |
ジョワドヴィーヴル | ビワハイジ | 日 | Caerleon | 米 |
マルセリーナ | マルバイユ | 愛 | Marju | 愛 |
こちらはwikiから持ってきた2010年の競争馬生産頭数
国別生産頭数(2010年) | |
---|---|
アメリカ | 27800頭 |
オーストラリア | 17191頭 |
アルゼンチン | 8437頭 |
アイルランド | 7588頭 |
日本 | 7105頭 |
フランス | 5470頭 |
イギリス | 4665頭 |
ニュージーランド | 3778頭 |
南アフリカ | 3245頭 |
ブラジル | 2844頭 |
・・・ | ・・・ |
ドイツ | 1034頭 |
全然、ドイツの字が出てこなかったので生産国で登場願いました。
ちなみに、上の定義づけでドイツ血統を定義すると、
当てはまるのは
ワールドエース(母マンデラ、母父アカテナンゴともドイツ生産、)、
サトノメサイア、サトノキングダム(母ダリシア、母父アカテナンゴともドイツ生産、
兄にケンタッキーD、ドバイWC勝アニマルキングダム)
エイシンフラッシュ(母ムーンレディ、母父プラティニともドイツ生産)
エックスマーク(母ショアー、父アカテナンゴともドイツ生産)
自分の過去の指名馬スペクトロライト(母バランセラ(仏生産)、父アカテナンゴ)
などがいます。
そんなはずはない!もっと成績が良いはずだ!!
っと、ディープインパクトに限らず、ドイツ血統の母がついている
馬をあげてみましたが、いい結果まではもう一息ですね。
そもそも生産頭数が少ないのにこれだけの母を輸入してるのがドイツ血統への現れでしょうか?
それともドイツ血統の定義が各自バラバラなので、良い結果が拾えないだけでしょうか?
ただ、この調査結果からも期待されているだろう事は伺えます。
ドイツ血統の特徴としては、その他の競馬生産国がスピード競馬、生産に走る中、
着実にスタミナを蓄えるような配合で独自の道を進んできたので、
今の日本のスピード血統への相性が良いのだそうです。
そんなスピード馬飽和状態を緩和するため、ドイツ血統や、最近見られるようになった、
アルゼンチンの馬なんかを輸入してるのではないでしょうか?
決して今の状態でドイツ血統が成績が良いとは私には思えません。
本馬もそんなスピード×スタミナを狙った配合と言えそうですが、
打率は期待しないほうが良いかもしれません。大物狙いの三振かホームランか!
そんな感じでしょうか?
それでもプロが口をそろえて褒めている馬なので、あたりの確率は高そう。
里見さん、初のG1勝利はこの馬か!!?
ただ、POGでは確実に当たりをだす(打率が高い)馬が好まれますので、
1,2位では選ばれないでしょう。3,4,5位が妥当な線ではないでしょうか??
POG向きな馬はスピード×スピードで良い気がします。
スピード血統=日、米、愛と言う理解。