【番外編】有馬記念 - 2015.12.23
非常に難解な一戦となりそうな有馬記念。
馬券で儲けるためには「見」を選びたい一戦ですが、朝日杯ではシャドウアプローチをバッチリ馬券に入れて絶好調なので、有馬記念も予想してみたいと思います。
まず前哨戦の復習から
ジャパンカップ
人気のラブリーデイは6番手内で距離ロスなし、勝ったショウナンパンドラは8番手外、2着ラストインパクトはさすがR.ムーア、後方から内をついての奇襲攻撃。ゴール前ではタイム差1秒以内に15頭が入る大混戦です。ペース1000m通過が59.3s、上り3Fが勝ち馬で33.9s、全体タイムが2:24.7。
これはジャパンカップとしては平均点レベルですかね?
1、2、3、4、5着馬の4コーナー時点での順位は12、11、6、15、7。若干後ろ有利だったような気がしないでもない微妙なところです。そんな中早め先頭で3着に残ったラブリーデイはやはり評価すべきでしょう。
その他、手ごたえの割には勝ち馬から0.3差に入ったワンアンドオンリーもやっぱり東京がいいんですかね??
アルゼンチン共和国杯
重なのでタイムはこの10年で最悪。それにしては上りが速いですが、優勝馬ゴールドアクターならず、ほかの馬も早い上りで来てます。他の馬はその次のレースを経験している馬も多いのですが、良い成績は収められていません。勝ち馬もそう変わらない内容ですので、積極的に狙いたい馬ではないですね。
ステイヤーズS
一緒に走った中ではアルバートが抜けて強いですが、そもそもステイヤーズSのレベルが例年高くならず・・・ただ、今年の勝ち馬はちょっとだけ例年より上な気がします。距離が不向きという事もないので、いいですね。
菊花賞
タイムは良にしてはちょい悪。勝った馬は最内でうまく足をためられたキタサンブラック。その勝ち馬の上り3Fが35.0s。例年と比べると中の上クラスの菊花賞でしょうか。
エリザベス女王杯
稍重で判断難しいのですが、2着ヌーヴォレコルトが世界で通じたのですからレベルは低くはなかったでしょう。勝ち馬マリアライトの戦績を見てみると、牝馬ながらに上りがかかる競馬も得意としている、決して侮れないタイプ。ただ、その前の中山、産経賞オールカマーでは、ショウナンパンドラに完敗してるだけに、強気にはなれませんね。
予想編その1
有馬記念
例年の決着が2:30~2:35の間。ハーツクライが先行してディープインパクトを完封したり、ダイワスカーレットが逃げ切ったり。かと思えばオルフェーヴルやディープインパクトはまくって勝ったり。勝ち馬はいろいろな位置取りから出てます。穴馬も逃げ残ったり、差して来たりで、位置取りからは絞れそうにありません。
<読み飛ばし可w>—–
ただ、過去の有馬記念とにらめっこしているとあることに気が付きました。
それは3着内の欄に同じ名前ばかりが出てきていること。つまりリピーターが強いレースであるという事です。今年、その資格があるのは昨年も一昨年も3着のゴールドシップですね。
3年連続3着でトリプルスリー達成!
サイン馬券が好きそうな人にはよだれが出そうなほど完成度の高いサインではないでしょうかw冗談半分ですが、リピーターが多いレースというのは間違いないです。そういえば3歳だった3年前は優勝してますし、皐月賞を勝った舞台でもあります。
<ここまで>—-
流れはリアファルが作るゆっくりとした流れ、決着は2:32後半とか2:33~2:34、そこからの直線勝負。
そうなると早い上がりを使えるショウナンパンドラやルージュバック、人気薄で距離も合わなそうですがトーセンレーヴなどの出番でしょうか?
内田に戻って、外をまくっていきそうなゴールドシップでは、34s台の脚は使えず、追い上げるも届かず。
今年の3歳勢キタサンとリアファルもこういうレース展開は苦手とするので、馬軍に沈んでいくでしょう。
ラブリーデイはオールマイティに対応してくると思います。
ラストインパクトは上りはいいんですが、JCの時は内が開いてましたからね。。。中山の有馬記念ではそれは期待できないので、外から。中団外か後方外からくるかで明暗を分けそうな気がします。真ん中の枠が欲しいですね。
そろそろまとめます。
今年の有馬記念は群雄割拠。展開と位置取りでコロコロ順位が変わるレースになると予想します。
そんな中でタイムも落ち着きそうなので2400m~のレースを中団より前で流れに乗り34s台の脚でまとめるというような器用なタイプが活躍しそうです。
◎ラブリーデイ 後半戦4戦目でおつりはあるかな?
○ショウナンパンドラ 中団から脚が使えるのがいい。
▲ゴールドシップ 前走JCも0.4sしか負けてない。流れるレースになれば頭まで。
△ルージュバック 古馬牡馬に対してもらえる4キロは大きい!中団で競馬出来れば馬券になる!
△ゴールドアクター 流れ込むように3着とか。
あとは3枠までに入れることを条件としていっぱつトーセンレーヴが穴を開けるのに期待したいです。
いずれにせよ、直線は団子状態になってどれが勝ったんだかわからないような展開になりそうな気がしますが、往年のゴールドシップがしっかり走れば、話にならないような相手ばかりだと思うのは私だけではないはずです。
予想編その2
鍵を握るのは内田に戻ったゴールドシップ。
こいつが3コーナーくらいからまくりだすと、途端にレースが速くなります。
この展開になるとおいしいのはスローで内を進める逃げ馬や、先行馬です。後ろから行く馬はゴールドシップや他の馬が壁になり、外を走らされるか、あるいはゴールドシップとともに上がっていって消耗戦を強いられるか、どちらにしろスタミナ勝負に持ち込まれます。
ゴールドシップが余裕で4コーナー過ぎには3,4番手にいるような展開だとそのままゴールドシップが勝ちます。
途中で手ごたえが怪しくなり、前を捕まえられなかったときは逃げ馬が残り、ゴールドシップが疲れてるのを待って動き出す、度胸のある騎手が乗る馬が外から差してきます。内外分かれての追い比べの展開です。
◎ラブリーデイ こいつはゴールドシップより前で競馬するでしょ。
○ゴールドシップ 簡単には疲れない ハズ!
▲リアファル この展開で初めて残る目が出てくる。
△ルージュバック 戸崎なら虎視眈々と後ろで待てるのではないだろうか。
△マリアライト こういう展開だと馬券になりそう