【GⅠ】桜花賞 ~レッドアヴァンセが斬る‼~ - 2016.04.05
世間ではメジャーエンブレムの1強、あるいはメジャーエンブレム、シンハライト、ジュエラーで3強という見方が大勢を占めているようですが、私はレッドアヴァンセも入れて4強、いや、メジャーエンブレムとレッドアヴァンセで2強でも良いと思ってます。
ここからが3歳専門予想のひのき舞台!
いつもと形式を変えてレースごとに振り返ってみます。
復習編
クイーンC
2/13 東京 1600m メジャーエンブレム 1:32.5 1000m通過 57.8s 上り3F 34.7s
まず目を引くのは1000m通過57.8s! ここ10年のクイーンCでは並ぶ記録はありません。2番目に速いのはおととしのキャットコインが勝った時の58.9sですが、逃げてこのペースを作ったダノングラシアスは11着に沈んでいます。時間軸で見ていった場合、歴代の勝ち馬ヴィルシーナもキャットコインに負けたミッキークイーンもはるかに霞みます。 2着以下は5馬身後方ですので、相手は関係ないって競馬ですね。
この日の馬場状態は速いことは速いです。6Rの3歳500万下では1000m通過 58.4s 逃げた馬は4着、 9Rの1000万下では1000m通過 59.6s 逃げた馬は1着。
上り3F 34.7s も優秀。 ついていった2番手コパノマリーン、3番手ビービーバーレルは直線に向くと一気に減速して16着と9着に沈んでいます。 例えば、桜花賞でメジャーエンブレム自身が58s切るペースを作り出し、34s台の脚でまとめたら・・・ 歴代の桜花賞でも最速タイムになりそうです。
チューリップ賞
3/5阪神1600m シンハライト 1:32.8 1000m通過 58.9s 上り3F33.0s
こちらもタイムが速い!これもここ10年で最速です。2番目に速いタイムは07’ウオッカが勝った1:33.7です。
同じくこの日も6R3歳500万下1400mでは1000m通過57.9sの1:21.49、9Rでは1000m通過60.1s 全体タイム1:59.3s と速い時計が出てますね。たぶん、この日の方がクイーンCの日よりタイムが出る馬場状態でしょう。
上り33.0sはこの日で見るとかなり速いですね。6R3歳500万下で勝った馬は35.1sです。最速の馬でも34.9s。
ただ、チューリップ賞では16頭中7頭が33秒台を使ってるので、レベルの違いとも言えそうです。
こちらは着差に目を向けると
3着ラヴェンダーヴァレイ 0.2s差 これは赤松賞でクロコスミアに0.3s負ける馬です。
4着クイーンズベスト 0.3s差 これは500万下でゲッカコウに0.3s負けです。
勝ち馬の実力は認めつつも、このレースは皆が良いタイムで走れる流れ、馬場状態だったとみてよいと思います。
ここからは簡易的に
エルフィンS
レッドアヴァンセ 1:36.2(3F33.3) ワントゥワンも33.8sを使っていますが、レッドアヴァンセにすっとかわされて0.3s差で負けています。
紅梅S
シンハライト 1:21.5(3F33.7) ワントゥワンは33.5sの脚で追い込むも首の上げ下げ、写真判定でシンハライトの勝ち。
予想
なんだか予想ありきで結果分析してしまった気がしますが・・・
スローにするより、ハイペースで引っ張って周りをつぶして勝った方が、勝算は大きくなるはずなので、名手ルメールがスローで逃げることはないでしょう。自身で流れを作って勝ち切るだけの力のある馬。
これに勝つなら、ドベ覚悟で着いていってスタミナで勝つか、2着でもしょうがないからハイペースに付き合わず、後方からじっくり行いって、一瞬のキレに任せて届くかどうかに賭けるだけです。
残念ながら、着いていく馬に強いのがいません・・・
◎メジャーエンブレム
ちょっと、この世代では敵がいなそう。三重丸があればあげたい。
○レッドアヴァンセ
チューリップは-14kgの調整失敗。地力はシンハライト、ジュエラーより上でしょう。
メジャーエンブレムの作る速い流れも、追い込みに向きそう。
ホントは
以下はどんぐりの背比べ
とか言いたかったんですが、チューリップで結果が出なかったので、そこまで強気にはなれません。
▲シンハライト
△ジュエラー
△アットザシーサイド
馬券的には◎を軸に、○▲△△(○を厚め)を相手にして、
まったく印の回ってない大穴に期待してみたくなる。
そんな力関係だと思います。