日本ダービーまであと58日

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徹底分析!サトノアーサーデビュー戦‼  - 2016.10.02

皐月よりはダービー向き

サトノアーサー!デビュー戦を勝利で飾りました!

今年のPOGの中でも人気の一角だったサトノアーサー。

各POG本では

・「これはちょっとレベルが違うな。<中略>確実にクラシック級だろうね」とか

・「ディープインパクトらしいばねの利いた走り、セールでの印象が素晴らしかったが、今も素晴らしいよ。」とか

・「背中とトモの使い方がいいんですよ。ストライドの大きい走りは、やはり一級品のものがありますね。勝気の面もありますが、オンとオフがはっきりしているので心配していません。」

・「学習能力は高いし、間違いなくいいものは持っている。」

・「王道を歩ませたいね。」等々、ケチのつけようのないコメントが並んでいました。

この時点での馬体重は471kgで漆黒の馬体はなんともグッドルッキングホース。見栄えがいいです。

ここら辺のコメントから自分なりに推理すると、トビが大きく、スタートが苦手で、競馬は後ろから少し燃えやすい気性がデビュー戦等で見られるものの、競馬が少しずつ上手になり、直線に行けばビュッっとその大きなフットワークで他馬を抜かしていく皐月よりはダービー向きの走りをする馬という印象です。

 

問題は勝ち方か?

デビュー前の調教を見てもそんな時計でした。

9/22CW川田 84.0-67.8-53.1-38.9-11.5

全体時計は遅いものの、最後の11.5sは立派です。クビをぐっと下げフットワーク良く、フォイヤーヴェルクを置き去りにしていたので、イメージ通りの調教でした。

池江調教師も「ひと追いごとに良くなってきた。初戦から力を出せる仕上がり。父ディープに似た体つきで瞬発力がある。身のこなし、歩き方は他の馬とちょっと違う。」とのコメントを残しておりました。

予定を一週前倒しにしたデビュー戦で、少し心配していたのですが、

問題は勝ち方かな?

9割がたは勝つかな?っと印象を受けていました。

 

脚が持つか!?

デビュー戦は10/1(土)。残念ながら馬場は稍重

この時点で心配なのはトビが大きい馬で馬場にのめって、推進力とキレを奪われてしまう事。 ゲートが開くと、思っていたようなゲートの遅さはなく、バコンと出ていきます。ただ、後ろ脚がのめったのか、一瞬バランス崩してしまいました。

位置取りは馬群中団へ。思っていたよりも前ですが、馬軍に入ってしまいました。これで道中は動きがとりにくそうです。 1000m通過まで自分でも58、59・・・と数えていくと・・・

1000m通過1:05くらい。遅いw

これは直線で苦労しそうだな。という遅さです。 少し心配になりました。

3コーナー手前では、前にとりつくため

早目のスパート開始!

スローだからしょうがないけど、脚が持つかw??

ヒヤヒヤ。

4コーナーおわり、直線の入り口でフットワークがバラバラとした印象で、走りにくそう。。。 馬場か。

残り2F時点で差は2馬身はあるように見えます。この時点で、心の中にあるのは祈り・・・ 「頼む!調教で見せたキレを見せてくれ!イメージ正しければ、ッビュっと行けるはず!(負けるかも・・・)」っと。

あとは、届くか届かないか、微妙なのを見つめているうちにゴール板を過ぎていきました。 すぐに流れるレースのリプレーで「勝ってるんじゃねぇ?」とひとまず胸をなでおろすとともに、イメージと違った。という思いと、完成度が思っていたより低いな。っという両方が浮かびました。

ビュッと勝つイメージは次の良馬場で確かめればよいのですが、

完成度が低いのはうれしい誤算です。

個人的な好みなのですが、新馬戦は完成度が低い馬がフォームもバラバラで騎手が扱い辛そうにゴールしている方が好きなんです。完成されたときの伸びしろはいか程かっと楽しみになるからです。

 

数字で分析はここから

ではでは、サトノアーサーデビュー戦の観戦日記はこれくらいにしてwその完成度の低いアーサー君の初戦内容を数字で振り返りましょう。

先にも書いた通り、1000m通過は1:05ほど。細かく計算すると1:05.3でした。全体時計が2:04.8ですから、

前半と後半でレースはまるで別物になってます。

その後半に目を向けると、11.8-11.8-12.0-11.8-12.1。前半は13秒台が5回中3回も出るようなラップだったのが、急に早くなります。この速くなったラップの中、位置取りを前にあげていった馬は内から②ブルベアバック、⑦スズカフロンティア、⑨サトノアーサー。この3頭はこの間のラップは11s前半の脚使っていると思います。 3番人気だった③グラットシエルも位置取り上げてますが、これはこの時点で勝負あり。このスローで、この馬場で、まるで直線に入ったかのように浜中騎手が追ってますが、時すでに遅し・・・ 前にとりつくまでに脚を使い切って、結局、1,2着の馬は5馬身前にいることになります。

⑦スズカフロンティアは⑨サトノアーサーがもたついている間に2馬身前へ。

上り3Fはスズカが35.4s、サトノが35.3sですが、レースを上手にしているのはスズカフロンティアですねw 馬場が良ければ、もう少し楽にサトノが勝てていたのかもしれません。

川田騎手がサトノに左ムチをいれてからの伸びはソコソコ。 ギリギリで間に合いました。

今回の競馬は5Fで見る必要がある競馬になってしまいました。同日。古馬1000下の1200m戦では33.8sもある馬場状態ですから、

レベルは高いとは言えないでしょう。

今回、サトノアーサーは長く良い脚を使って勝ちました。ただ、本来は良馬場でビュッとキレを生かすタイプだと思います。

今回の勝利は、心配していた距離適性にある程度明るい目途をつけられた気がしますが、実力のほどは多少、ケチが付いたなっと思います。

今日のレースでは64点をつけて評価を終えておきたいと思います。

次は良馬場で、合わせて成長力も見せてほしいですね。そこらへんはPOG本のコメントにあった「学習能力の高さ」に期待したいと思います。

 

次いつ走るか、心配

今日のレースは消耗激しかったろうなぁ・・・

これをまとめに、サトノアーサーのレビューを終わりたいと思います。新馬にこのレースはきつかった・・・

 

来週は我が3位指名レイデオロが東京2000mでデビュー予定。こっちにはぜひ70点オーバーのわかりやすい勝ち方してほしいですが、藤沢厩舎のデビュー戦で70点オーバーしたらダービー勝っちゃうな^^;とセルフツッコミしてます。


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